iPadの大きなディスプレイを守る
Apple社が開発したiPadが、5月28日から発売されました。
そして私たちSimplismもiPadに対応したアクセサリーを発売を開始しました。
iPadのアクセサリーはiPhoneアクセサリーに比べ単純にサイズが大きくなっただけ、と思いがちなのですが、実際に開発を進めてみると、サイズの違いが最後まで生産を難航させる要因になりました。今回のiPadアクセサリーの開発、生産に関わる苦労はいつも以上に多く、非常に挑戦しがいのあるプロダクトとなりました。
まず第一弾はiPod/iPhoneでもおなじみ、ベーシックな保護フィルムセット
「Protector film set for iPad Crystal Clear」
「Protector film set for iPad Anti-glare」です。
1月28日にスティーブ・ジョブズ氏が今まで見たこともないような全く新しいデバイス、iPadを発表したあと、私たちはすぐに同サイズのモックアップの制作を始めました。
そしてすぐに試作フィルムを作り、何度も貼り付けの作業をテストしました。
テストをする前は、フィルムを真っ直ぐ貼るのは難しいのではないかと思い、真っ直ぐ貼るための治具を付属した方が良いのではないかと思っていました。しかし実際にテストをしてみると、大きなフィルムはディスプレイの端に合わせやすく、真っ直ぐ貼るのは意外と難しくありませんでした。むしろ問題だったのは、フィルムを貼っているときに気泡が残りやすく、最後まで貼ってしまうとあとから抜くのはとても大変だということです。そこで私たちはフィルム貼りながら気泡を抜きやすくする「レベラー(へら)」を急遽付属することにしました。
貼るときのコツですが、
1、ホームボタンの穴を合わせる
2、ディスプレイの端の直線を合わせる
3、すこしずつレベラ−で気泡を抜きながら貼る
この3ステップで美しく貼れると思います。
なるべくホコリの立たないところで作業をした方が気泡も入りにくくなります。
今回、今まで以上にフィルムの品質に気を遣いました。
グレアフィルムという透明フィルムは、いくつかの層に分かれてます。
最下層が、粘着するためのシリコン層、その上にPETのフィルム層、最上部には硬度を上げるためのハードコート層の3レイヤー構造になっています。
このハードコートがないと例えばツメでひっかいただけでも傷が付くようになってしまうため、厚く塗るのが常なのですが、電気の光や見る角度によって虹のような紋様が浮き出るという問題があります。
これはディスプレイを真っ直ぐ見ればそれほど気になる部分ではないですし、光の波長によっては全く見えないのですがiPadほどの大きな画面で見えてしまうととても気になります。また、この模様は場所によってランダムな形状で浮き出てしまい、通常ではコントロール出来る物ではありませんでした。
今回、私たちはPETフィルム層とハードコート層を厳選し、出来る限り模様が浮き出てこないフィルムを探し続け、発売ぎりぎりになってやっと満足できる品質のフィルムを見つけることが出来ました。
このフィルムは、Protect Film set for iPad Crystal Clearはもちろん、Silicone case fpr iPad、Crystal case for iPadなどの付属フィルムにも同じ物を同梱しています。もし他社フィルムを購入することがあれば、白熱球の下でじっくりと見比べてみて下さい。違いが分かるかもしれません。
また、今回は名称も少し変更しました。いままでの私たちの基準だと、光沢フィルムの名称は、非光沢フィルムの「Anti-glare」に対して、「Glare」としていたのですが、アメリカの販売店から、Glareという言葉は「ぎらぎらしている」というような意味に取れてしまい、売れなくなってしまうと意見があったので、「Crystal Clear」という名称に変更しました。単語の使用方法には気をつけなければいけませんね。

