それを思いつくということ
私たちSimplismのスタッフたちは常に新しい製品を企画しています。
新しい製品のアイデアは、普段の生活のなかでまったく気づかないうちに我慢して使っているモノや身の回りのつまらないモノの中に潜んでいます。誰もが気づくチャンスがありながらそこに潜む問題に気づき、そこに需要があると信じて商品化できるのは、常に人と違う視点を持っていることが必要なのだと思います。
すばらしいデザインの製品を多数開発しているアッシュコンセプトの新作、「Green Pin」を初めて展示会で見たときに大きな衝撃を受けました。
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この「Green Pin」、本来の用途は「紙を留める」ことなのですがまさに新芽のような明るくビビッドなカラーと、芽生えたばかりの愛らしさを感じさせる小さなサイズ感が、適当に集めて刺すだけで、その場所に瑞々しい空気感を漂せます。
また、この双葉の形状が指にしっかりと掛かりやすく抜き差しが容易であることも特徴の1つでしょう。
掲示したい紙がきちんと貼り出されていれば、画鋲自体は目立たなくても良いという常識を覆し、むしろ掲示する紙が無くても画鋲だけで楽しめてしまえそうなデザイン。
デザイナーは昔からの画鋲を使うことで知らず知らずのうちに無機質になってしまうことに気づいたのでしょう。このGreen Pinを使うだけで掲示板を生き生きとした有機的な空間に変えてしまいます。
画鋲という、本当に枯れきったモノでも、本来の用途をもひっくり返してしまうほど魅力ある製品にリデザインすることができるのだな、と本当に感心しました。
当社で輸入して販売しているBluelounge Designのデザイナーも同じような視点を持っており、発売されている製品の形を見るだけだと気づかないのですが、製品の成り立ちから見つめてみると、人が無意識のうちに困っていることにスポットを当て、極限までシンプルにそぎ落とした機構で解決するという一貫したブランドポリシーが貫かれています。
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単純に「デザイン」といっても、形がカッコいい、色がよいことだけでなく、人の生活の中にある潜在的な需要をどう掘り起こしているのかが、「良いデザイン」の定義の1つなのではないかと思っています。
iPod/iPhoneアクセサリーが主体の当Simplismブランドでも、まだまだ力不足ではありますが、普段の日常を大切に過ごすことで、表には出てこない悩み事をスマートに解決できる製品を「デザイン」したいと思っています。
また、当社の製品を店頭で見かけられたときに、どのようなプロセスがあって作られたのか、ほんの少しだけでも想像していただければ幸いです。


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